余計な穴

最初バラックで作った段階では、一点アースだろうがぶっといアースラインだろうがどのみちハムは拾ってくる。ヨタヨタと這いまわっているコード類を、回路図眺めながら、どれとどれがループになっているか考えながら、束ねてひねり、を繰り返しているうちに徐々にオシロ画面から揺れが消えて行くのはなかなか良い眺め。うん。今度こそ理想の機体になるぞな期待。

あらかた雑音が消えたところで、アースを繋いだ大きめのアルミ箱をひょいとかぶせて静音になった。できた!

そこから回路を眺めてどこに貼り付けるか決めて、おもむろにシャーシに穴を開ける。

さあ、綺麗にできたぞ!と喜んで蓋を閉めて数時間。どうも音が不安定。

蓋を開けてみると電源トランジスタがカンカンに熱くて。
ヒートシンク代わりに貼りつけたアルミ板が小さすぎたみたい。
結局まともなヒートシンクつけたら、箱に収まらなくなって穴開けなおして移動(苦笑)
音は良くなったんだが、シャーシ買い直すのもなんだかなぁ。
貴重な経験の記憶として穴はネジ付けて塞いでおく。

机上にある作品たちって全部どこか脛に傷がございます。
そこに愛着が沸くんだが。

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